測定原理・製品の特長

ジルコニア式酸素濃度計の測定原理

両面に電極加工したジルコニアセラミックには、高温下において、一方の電極部で酸素分子をイオン化し、他方の電極部で酸素イオンを酸素分子に戻す性質を持っています。この性質をイオン伝導といいますが、イオン伝導の度合は、ジルコニアセラミックの両側にある酸素濃度の差が大きい程、大きくなります。この間、両電極間で電子の受け渡しが行われ、イオン伝導の度合（＝ジルコニアセラミックの両側の酸素濃度の差）は、両電極間の起電力の大きさとして取り出すことが出来ます。この起電力は上図のように、ネルンストの理論式に従った安定した数値を得られるため、東レ・ジルコニアセンサは安定した信頼できる酸素濃度値を示すことが出来ます。