以下の原因が考えられます。
1. 試料注入管の汚れ
取扱説明書の「保守」→「保守方法」→「試料注入管の洗浄」を参照のうえ、洗浄作業を実施してください。
2. 燃焼管触媒床の劣化
取扱説明書の「保守」→「保守方法」→「燃焼管の組立」を参照のうえ、交換作業を実施してください。
3. 試料導入経路の詰まり、汚れ
取扱説明書の「保守」→「保守方法」→「曝気筒の洗浄」を参照のうえ、洗浄作業を実施してください。
以下の原因が考えられます。
1. 計装エアー供給ラインの不具合(破損)
供給圧:0.3MPaを確認してください。0.3MPaを下回っている場合は減圧弁の再設定を行ってください。また、経路(管路)の破損等の有無を確認してください。
2. 窒素ボンベの不具合
ボンベの圧力設定および残圧を確認願います。
以下の原因が考えられます。
1. 燃焼用電気炉の故障(ヒータ断線 、熱電対断線)
2. 電気炉用 温調計故障
3. PLCの故障
修理が必要になりますので、下記宛にお問い合わせ願います。
東日本エリア TEL:03-3548-9501
西日本エリア TEL:077-544-6235
以下の原因が考えられます。
1. 試料導入経路の詰まり、汚れ
取扱説明書の「保守」→「保守方法」→「自動洗浄型フィルタエレメントの洗浄」を参照のうえ、洗浄作業を実施してください。
2. 試料用電磁弁(装置入口)の故障
汚れによる詰まりがある場合には清掃を行い、復旧しない場合にはダイヤフラムの交換または電磁弁本体の交換を行ってください。
TOCは全有機体炭素(Total Organic Carbon)のことです。
TOC計は有機物の主要構成元素である炭素(C)の量を測定します。河川・湖沼・海域・工場排水などに含まれている全有機体炭素量を測定するためにさまざまな分野で採用されています。
BODやCODの値が生物や酸化剤の能力の影響を受けるのに対して、TOCは有機物量が直接表現されるため、量的指標として優れています。
JIS K 0805に準拠しています。
燃焼式TOC計は、測定試料を電気炉で燃焼酸化させて測定します。環境水などの高濃度帯での測定に最適です。
湿式TOC計は、測定試料に酸化剤を添加し化学的に酸化させて測定します。純水などの低濃度帯での測定に最適です。
TODは全酸素要求量(Total Oxigen Demand)のことです。TOD計は有機物が燃焼時に要求する(O)の総量を測定します。
河川・湖沼・海域・工場排水などの汚濁の程度を測定するためにさまざまな分野で採用されています。
CODとの相関が取れれば使用できます。
水質汚濁防止法のCODMn総量規制に対してTOC計・TOD計が適用できる、という通達が環境庁より出ています。
※環境庁水質保全局長通達 環水規173号(昭和54年)
COD・BOD換算機能を標準搭載していますので、測定したTOC値をCOD値またはBOD値に変換して出力できます。
(相関係数はお客様でご準備いただきますようお願いします)